崎陽軒の横浜工場へ工場見学に行ってきました。
こちらの記事では崎陽軒横浜工場へのアクセス方法や見どころなどを紹介していきます。
崎陽軒
崎陽軒 工場見学の予約方法
予約開始日
見学日の3ヶ月前の同日0時より、予約申込サイトにて受付開始
開催日
水・木・金・土曜日
※毎月の月末と年末年始は除く
開催時間
9:30~11:00、11:00~12:30、12:30~14:00、14:00~15:30
所要時間
約90分(試食含む)
催行人数
1~45人
参加費
無料
崎陽軒 横浜工場へのアクセス
- JR新横浜駅から横浜市営バス300系統・仲町台駅行「港北インター」下車、徒歩5分
新横浜駅北口の改札を出ると、前方のガラス張りの壁(?)の向こうにエスカレーターと階段が見えます。
そこを登るとバスの停留所へ下りる階段がいくつか並んでいるので、「5」と書かれた階段を下りていくと仲町台駅行のバス停になります。
バスの本数が少ないため、工場見学に向かう他のお客さんがたくさん並んでいると思います。
バスは前払い現金220円、ICカード216円。
「港北インター」というバス停で降りたら、目の前に「崎陽軒」と書かれた建物が現れます。
ただし、道路の反対側で下車するため、横断歩道を縦に1回、横に1回、縦に1回と、計3回渡る必要があります。
帰りは横断歩道を縦に1回。
高速道路の高架下にバス停があります。
崎陽軒 工場見学の詳細
受付
建物の中に入ったら、まずは受け付けを済ませます。
「工場見学」と書かれたネームストラップを渡されました。
見学はストラップの色ごとに15人、3つのグループに分かれて行われます。
建物内は土足厳禁のため、靴をクロックス的な履き物に履き替えます。
大きな荷物を入れられるようなロッカーはないため、なるべく少ない荷物での見学がおすすめ。
ビデオ上映
時間になったら、まずはビデオの上映から。
※グループによって順番が違います。
崎陽軒の歴史について学びます。
横浜駅は東京駅から近すぎて、駅弁の販売には不向きな駅。
しかも、他の地域に比べて歴史の浅い横浜には、これといった名物がありませんでした。
何か名物になるものはないかと創業者が横浜中を探し回り、南京町(現在の中華街)で突き出しとして出されていた焼売に目を付けたのが「シウマイ」の始まりなんだとか。
販売の形態も考え、赤い制服に「シウマイ」のたすきをかけた「シウマイ娘」が車窓から車窓へとシウマイの入ったかごを持って売り歩くスタイルを取り入れたとのこと。
▼1950年(昭和25年)の写真
シウマイ娘は誰でもなれるわけではなく、身長158cm以上あることが条件。
車窓越しにシウマイを売るためには、ある程度の身長が必要なのだそうです。
しょう油入れのひょうちゃん展示
「昔ながらのシウマイ」などに入っているしょう油入れの「ひょうちゃん」。
その歴代の展示を見ていきます。
還暦を迎えた2015年には赤いちゃんちゃんこをきたひょうちゃんが入っていたそうです。
金色に塗られたしょう油入れはその中でもレア物。
何気にコラボ作品も豊富。
劇団四季や初音ミク、110周年の時は警察(110番)とのコラボも。
ビデオ上映
シウマイができるまでを学んでいきます。
原材料は、豚肉、玉ねぎ、干帆立貝柱、グリンピース、塩、こしょう、砂糖、でんぷん、小麦粉(皮)の9種類。
冷めてもおいしいシウマイの秘密は、干帆立貝柱。
戻し汁も使われています。
これは発売以来から変わらず、化学調味料や保存料などは一切使われていません。
そして、上にちょこんとのっているだけだと思っていたグリンピース、実は中にもしっかり混ざっているのだそうです。
シウマイの製造工程見学
原材料を混ぜ、成形し、蒸していく工程を見ていきます。
成形機がシウマイのあんをこね、成形して皮に包み。
空中搬送台車が成形機の上を巡回し、新しいあんを補充していきます。
次は場所を移動して、箱詰め、真空パックの工程。
保存料が入っていないのに常温でも5か月はもつらしく、しょう油の方が先に賞味期限をむかえてしまうとか。
そのため真空パックのシウマイにはひょうちゃんが入っていないそうです。
真空パックの袋の口をパカッと開ける様子がかわいかったです。
ビデオ上映
シウマイ弁当の歴史について学んでいきます。
3スクリーンで前方にシウマイの歴史が、両サイドのスクリーンには列車の座席が映し出されていました。
弁当の箱詰めライン見学
中華弁当、チャーハン弁当、シウマイ弁当を箱詰めする工程が見学できました。
日によって作る種類も数も違うようです。
近くに日産スタジアムがあるため、そこで行われるイベントや天気なんかもすごく気にしているのだとか。
シウマイ弁当の詰める順番は、俵型ご飯、シウマイ、筍煮、鮪の照り焼、かまぼこ、玉子焼き、鶏唐揚げ、あんず、切り昆布・千切り生姜、からし、しょう油、小梅。
お弁当箱に経木を使うことで水分を調節し、冷めてもおいしさが保たれるようになっているそうです。
お弁当は、ラインにのせて人の手でひとつひとつ詰めていきます。
ご飯を詰めるところから紐かけをするところまで、みなさん手際よく作業されていました。
30分経ったらラインを止め、コロコロで衣服に付いたホコリを取ったり、手袋を取り替えたりと、衛生面にもかなり気を遣っている様子。
試食
お待ちかねの試食。
昔ながらのシウマイ、特製シウマイ、筍煮、パインキューブ。
好きな柄の「ひょうちゃん」がひとつもらえました。
特製シウマイは昔ながらのシウマイの1.5倍の大きさ。
パインキューブは日本人の好みに合わせた味になっています。
写真撮影コーナー
同じフロアには写真撮影のコーナーがありました。
▼手洗い体験コーナー
製造現場に入る前には2種類の石けんを使って手洗いをしているそうです。
一度ボタンを押すと2分間止まらないようになっているとか。
▼歴代シウマイ娘の制服
プチミュージアムショップ
崎陽軒のシウマイやお弁当、ひょうちゃんグッズなどが売っています。
電車の座席に座って一休みするのも可。
工場できたてアツアツメニュー
▼えびシウマイ、かにシウマイ
▼肉まん
お土産
▼帆立と蟹のあんかけチャーハン
お土産に買ったあんかけチャーハン。
帆立も蟹も大きいのが入ってます。
売店
外にも売店があります。
かなり人気のようで、車が入れ代わり立ち代わりやってきていました。
ちらっと覗いてみたら、売り切れになっているお弁当もちらほら。
さいごに
崎陽軒の工場見学は楽しいしおいしいです。
あっという間の90分でした。
案内役のお姉さんが、「このグループにだけ特別に」とか「お客さんたちは運がいいですね~」とか言ってageてくれるので、ちょっと気分がいいです。
以上、崎陽軒横浜工場の紹介でした。
工場見学に行きたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね~。
崎陽軒 横浜工場の基本情報
名称 | 崎陽軒 横浜工場 |
住所 | 〒224-0044 横浜市都筑区川向町675番1号 |
TEL | 045-475-5890 |
時間 | 9:30~15:30 |
定休日 | 日、月、火曜日、毎月の月末、年末年始 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 3台(予約時に申し込み) |
交通機関 | 新横浜駅からバスで10分 |
HP | http://www.kiyoken.com/factory/index.html |