【山形観光】1泊2日のバスツアーで出羽三山へお参り 特別拝観・秘仏初公開

クラブツーリズムのバスツアーに参加して、出羽三山にお参りしてきました。

自分であれこれ考えなくても勝手に運んでもらえるところが楽でよかったです。

 

 

 

出羽三山とは

 

  • 山形県村山地方・庄内地方に広がる月山・羽黒山・湯殿山の総称
  • 明治時代までは神仏習合の権現を祀る修験道の山だった

 

バスツアー行程

 

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今回のツアー行程はこんな感じになっていました。

東京都内発がなかったので、さいたま新都心駅発のツアーに申し込みました。

池袋駅からだと電車で30分くらい。

1名1室同旅行代金だったからか、1名参加している人も多く、ご年配の方の1名参加も目立ちました。

 

山形の旅1日目

 

さて、それでは出発です。

埼玉から山形まで何時間かかるかわからないものの、恐らく昼頃には着くはず、と漠然と考えていました。

ところが、この日は3連休の初日。

バスは出発早々から渋滞に巻き込まれてしまいました。

佐野、安達太良、寒河江SAにて2時間おきに20分の休憩。

かなり時間が押してしまったらしく、最初に行くはずだった月山湖に寄る時間がなくなってしまいました、残念。

結局2つ目の目的地、湯殿山に到着したのは15:10頃。

約7時間の長いバス旅でした。

 

湯殿山本宮

 

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大鳥居前にある駐車場でバスを降り、湯殿山本宮参拝バスに乗り換えます。

 

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15:15発のバスがほぼ満員で出発した後、臨時便を出してもらいました。

徒歩だと20分はかかる道のりだそうです。

こういうとき団体旅行は強いですね。

本宮へ行って帰ってきたバスに乗り、15:25発車。

約5分後、参拝バスの終点でバスを降り、本宮入口へ。

ここから先は徒歩、その上撮影禁止となっています。

 

参拝は裸足で

湯殿山神社本宮では、参拝に際し現在でも履物を脱いで裸足になり、お祓いを受けてからでなければお詣りは許されていないとされています。

さらに、修験道の霊地であり、「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められた清浄神秘の世界。

赤い大鳥居は公式ホームページなどでもよく見かけますが、その先に何があるのかは明らかにされていません。

そのためここでも語りませんので、気になる方は実際に参拝してみるのがいいでしょう。

裸足になりやすい格好と足を拭くためのタオルが必要です。

帰りのバスは、大鳥居の手前で下車となります。

鳥居をくぐり、振り返って一礼。

 

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1日目の観光はここで終了、バスは宿泊先のホテルリッチ&ガーデン酒田へ向かっていきました。

18:00頃到着。

チェックインの手続きはすでに済ませてあったので、各自ルームキーを受け取り解散となりました。

ホテルリッチ&ガーデン酒田

www.shiratabihashi.com

 

山形の旅2日目

 

2日目は7:50にホテルを出発。

月山八合目に向かいます。

9:40頃到着。

くねくねした山道をひたすら登っていくので、車酔いしやすい人はあらかじめ酔い止めの薬を飲んでおいた方が無難です。

 

月山弥陀ヶ原湿原

 

▼庄内平野

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ここから時計回りに登っていきます。

 

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靴底についている外来生物の種子を持ち込まないように、靴底マットを踏み、木の板の上を通っていきます。

右側通行です。

 

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10分ほどで月山中之宮に到着。

 

▼うさぎ

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月山がうさぎ年に開山したことに由来します。

 

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お参りした後は、鳥居をくぐってさらに先の方へと進んでいきます。

 

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途中で十字路が見えてきたら、そこを右折。

このルートはショートコースになります。

まっすぐ進むと山頂へ行ってしまいます(片道3時間)。

 

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雲の隙間から時々青空が覗く天気だったのが、一回りして駐車場に戻ってきた頃にはガスが出始め、あっという間に辺りを覆っていきました。

山の天気は変わりやすいので注意が必要ですね。

また、トイレはチップ制で、1回の使用につき100円以上を支払うのがマナーです。

 

バスに乗り、今度は来た道を下っていきます。

登ってくる車と譲り合いながらの通行。

カーブが続く狭い道を登り降りするバスの運転手さんの運転技術がすごいと思いました。

 

羽黒山五重塔

 

明治以降初めての一般公開だそうです。

 

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鳥居から10分ほどの道のりを歩いていきます。

足腰に不安のある方は杖を借りるとよいでしょう。

 

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添乗員さんから拝観チケットを受け取り、お祓いを受けます。

公開されているのは1階と2階。

それぞれ別の列となっていて、2階の方が長蛇の列になっていました。

時間がかかってもいいのでぜひ見てきて、と添乗員さんが言うので両方とも並んで見学。

まずは2階から。

 

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工事現場にあるような足場が組まれています。

内部の撮影は禁止。

塔の中ってこんな構造になっているのか~というのを覗き見することが出来ました。

 

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1階の中央には小さな祭壇(千憑社)があります。

また、明治以前の神仏習合の時代を思わせる仏像なども安置されています。

それから天井の一部が吹き抜けとなっていて、冬の間はここからはしごを通して雪下ろしをするとのことでした。

 

▼爺杉

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▼須賀の滝

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▼摂社・末社

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次は羽黒山・三神合祭殿へ、再びバスに乗って向かいます。

実は五重塔から三神合祭殿まで参道が続いているのですが、2446段ある石段・1.7kmの道のりを登って行かなければなりません。

別のツアーの中にはこの石段を通るものもありましたが、最初から選択肢には入れませんでした。

 

羽黒山・三神合祭殿

 

▼鳥居

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▼合祭殿

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▼鏡池

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▼鐘楼と建治の大鐘

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合祭殿の隣にある儀式殿にて、羽黒三所大権現の秘仏、大日如来・阿弥陀如来・観音菩薩・不動明王・弁才天が公開されていました。

 

▼霊祭殿

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これにて全行程が終了。

埼玉へ帰ります。

寒河江、安達太良、佐野SAでそれぞれ15分の休憩。

行きと同様、結構な渋滞が発生していました。

次にバスツアーを申し込む時は、せめて3連休は避けようと思います。

佐野SA到着が20:00頃。

ここで運転手さんの交代がありました。

2日間ご一緒して下さった運転手さんは次の日もお仕事だそうで…大変すぎ。

バスがSAを出発するのを見送ってくださって、最後まで好印象な方でした。

さいたま新都心駅到着は21:25頃。

私はここでバスを降りました。

 

バスツアーまとめ

 

月山湖の散策は出来ませんでしたが概ね満足できる旅行でした。

(行き帰りの車窓からなら眺めることが出来ました)

添乗員さんがスマホとタブレットを駆使して渋滞予測やバスに乗る時刻などを教えてくれて安心感がありました。

ほぼ満員での旅行で、バスの座席が隣り合った者同士おしゃべりしたり、2日目はさらに打ち解けていたり。

湯殿山はインパクトがあります。

全国に8万社以上の神社がある中で、ひとつくらいはこういう形の神社があってもいいよね、みたいな感じです。

公共交通機関でのアクセスが困難な時、計画を立てるのが面倒な時にバスツアーはおすすめです!